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大ナゴヤノート.
いつもと違う目線で見てみると、まちの違う顔がみえてくる-「大須でしりとり文字さんぽ」を終えて-
2019年08月21日

いつもと違う目線で見てみると、まちの違う顔がみえてくる
-「大須でしりとり。文字さんぽ」を終えて-

元号が変わる5月1日に公開した記事「明治、大正、昭和、平成…。元号を探して大須を歩く」を覚えていますか?

「元号を探す」というテーマを設定して歩いてみると、まちの成り立ちが書いてある看板や、歴史がありそうなお店に自然と目が向くなど、普段とは違う視点でまちを見ていると気づかされます。

明治、大正、昭和、平成…。元号を探して大須を歩く

大須は、元号だけでなくたくさんの文字であふれています。「大ナゴヤノート.」の編集会議で「文字を使って『しりとり』をやってみたら面白いのでは」と盛り上がり、「大須でしりとり。文字さんぽ」の企画が立ち上がりました。

はじめての試みに「どんな人が来てくれるだろう」と期待に胸を膨らませていると、「大ナゴヤノート.」編集メンバー5名に加えて、5名の方が参加してくれました。

生徒さん

参加の動機を聞いてみると、皆さん大須のまち歩きを楽しみにしている様子。

大須に来るのは、年に1、2回。まち歩きを通じて、新しい大須を見つけたい。

まち歩きが好きで、よくいろいろなまちへ出かけます。大須には、よく遊びに来るけれど、じっくり歩いたことはないので参加しました。

成人式の着物を大須で買ったので思い出がある場所です。それ以来大須をゆっくり歩く機会がなかったので、久しぶりに散策したいと思い参加しました。

「まちをじっくり歩いてみたい」という人たちが集まり、どんなしりとりが完成するのでしょう。

「しりとり」のルールは、文字のつながりを自分なりに説明ができること。大須にはいろいろな国のお店があり英語表記の看板も多いので、それらをどう使うかも自由です。

さあ、大須のまちへくり出します。

制限時間は1時間。大須(おおす)の「す」からしりとりスタート!

まち歩き

参加者同士がすれ違うと情報交換が行われるような場面も。みんなで歩くと楽しみも広がります。

まち歩き

私は「す」の次に「寿司(すし)」を見つけました。

寿司

次は「消火器(しょうかき)」、「京小物 美奈須(きょうこもの びーなす)」。

消火器

京小物 美奈須

さらに「ストア・エキスプレス(すとあ・えきすぷれす)」→「スギ薬局(すぎやっきょく)」→「CLUB GRAMPUS(くらぶ ぐらんぱす)」→「末廣屋(すえひろや)」→「や台ずし(やたいずし)」と、しりとりがつながりました!

ストア・エキスプレス

スギ薬局

CLUB GRAMPUS

末廣屋

台ずし

参加者さんたちのしりとりをご紹介すると、アルファベットでつなげてみたり、目的地を決めておいて道中でしりとりするとルールを決めたり、楽しみ方は人それぞれ。

参加された方々のしりとりの写真の一部(全部は掲載できませんでした…)をまとめました。どのようにつながっているのか、じっくり見てくださいね。

しりとり画像

しりとり画像2

大須をいつもと違う視点で歩いてみると、昔ながらのお店、古着屋、カードゲームショップ、チェーン店、サッカークラブのお店、店名の読み方が悩ましいいろいろな国のお店などがあり、改めてさまざまな文化が入り混じったまちだと実感しました。

最後に、感想を共有。一人ひとり新しい発見があり、多様な視点で切り取られた大須を教わりました。

元号を探すと大須の歴史が見えてきましたが、今回は文字を通して大須の暮らしが見えた。

せっかくなので、普段行かないところを通り、新しいお店がたくさん見つかりました。

何気なく見ていた大須は、無意識のうちに見たいものだけに目を向けた景色。あえていつも通らない道を通ってみる、今回の企画のように自分が楽しめるテーマを決めて歩いてみる。すると、まちとの新しい出会いが増えていくのだと思います。

次回は、9月14日(土)に、「つなげて集めて、まちを歩こう!円頓寺・四間道でしりとりさんぽ」を開催します。

まちを面白がりましょう!

写真:大野嵩明、「大須でしりとり。文字さんぽ」に参加された皆さん

大野 嵩明

名古屋市西区生まれ。社会人インターンシップで石川県七尾市にあるまちづくり会社での活動を通じて、地域の魅力を伝えていく仕事の楽しさと大変さを知る。名古屋に戻ってからは、ナゴヤの魅力を発信し、面白くしていこうと活動。まちをみる視点を日々更新中。
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